人間および生物の知能の源泉を理解するとともに,知的なシステムを工学的に実現するための理論と方法論についてオムニバス形式で講義する。具体的には,知的システム制御,社会シミュレーション,バイオインフォマティクス,共創システム,分子ロボティクス,遺伝アルゴリズムなどを題材に取り上げる。
知能とは何かを理解するとともに,知的なシステムを工学的に実現するために必要とされる理論的および方法論的基礎を修得することを目標に,先端的トピックスにも言及する.
講義はオムニバス形式で行う.
下の講義内容は教官氏名の50音順であり、実際の講義はこの順序とは限らない.また、講義内容の若干の変更もあり得る.実際の講義内容と順序は講義開始前に掲示する.
1.伊藤宏司 教 授 「運動の巧みさを考える」
2.樺島祥介 教 授 「確率推論と統計力学」
3.高玉圭樹 講 師 「マルチエージェントシステム」
4.三宅美博 助教授 「インタフェースと創出」
5.村田 智 助教授 「分散型機械システム」
6.山村雅幸 教 授 「バイオインフォマティクスと分子計算」
(50音順)
各担当教官が独自の資料を用意する.
知能集積システムと共に受講するのが望ましい.
毎回の担当教官による、出席、演習、レポート等に基づく評価を、総合して成績とする.
人間や生物の自然知能の理解および知能の工学的実現に関心のある学生は大いに興味をもって受講することができると確信している.