創造設計第二 b   Creative Design of Control Systems b

文字サイズ 

担当教員
倉林 大輔  山北 昌毅  加嶋 健司 
使用教室
月3-8(S011)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:2
講義コード
6730
シラバス更新日
2008年10月30日
講義資料更新日
2008年10月30日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:-
補足資料

講義概要

I グループによる自律移動機械の製作を通じて制御システム工学応用システムの実現方法,創造的プロジェクトの推進手法を習得させる。
II 1. センサ,アクチュエータ,電子回路,マイクロプロセッサを応用した自律移動機械の立案・設計・製作。
 2. 上記機械によるグループ対抗競技会,および技術発表会を行う。
III マイクロコンピュータ及び実習を履修していることが望ましい。

講義の目的

マイクロプロセッサ,センサ,アクチュエータを搭載した,所与の目的を実現する自律移動機械を小人数のグループで設計製作し,発表会などを通じてその成果を競う.制御システム工学課程における実習・実験授業の集大成として,専門科目の応用,メカトロニクス技術の実践,システム開発における工学的センスの研鑽,プロジェクトの共同推進の経験,およびプレゼンテーションの体験を目的とする.

講義計画

講義の時間は,はじめの数回程度はメカトロニクスシステムと計測制御に関する次のような内容を集中的に講述し,以後は下記の班別の報告・指導に当てる:
1.導入/プロジェクトの進め方/システム構成
2.自律移動機械と挙動ベースアプローチ
3.電機アクチュエータとメカニズム
4.センサとアナログ信号処理回路
5.ディジタル信号処理回路とPLD
6.組み込み用CPUと疑似マルチタスク制御プログラム

機械の設計・製作は,ラボ指導形式で毎週1回,12週程度行なう.途中,中間チェックの<イベント>がある.この間,各チームは毎週3日の製作が許される.これらは,上記の残りの講義の時間と,実習のすべての時間を当てる:
1-4.基礎技術の試作検討とプロジェクトの構想、設計
<構想設計審査>
5-8.ハードウェア製作,基本ソフトウェアプログラミング
<ハードウェア発表会>
9-10. βソフトウエアプログラミング
<βソフトウエア発表会>
11-12.競技用ソフトウェアプログラミング
<成果発表会>
<最終報告会>

教科書・参考書等

必要な情報は授業専用のweb-siteに掲載.掲載できない資料は冊子として配布.

関連科目・履修の条件等

マイクロコンピュータ及び実習,制御システム工学基礎実験,制御システム工学応用実験を履修していることが望ましい.

成績評価

ラボ作業,班内の協調,作品,最終報告会,最終報告書など,個人の努力と班の成果を考慮して総合的に行なう.

担当教員の一言

一から機械を造り上げるので作業量は多いが,やりがいも十二分.共同作業だが,各個人の積極的な参加を望む.

このページのトップへ