機械宇宙プロジェクトA   Mechano-Aerospace Project A

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担当教員
松永 三郎  中西 洋喜  坂本 啓  副学科長 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:1  演習:1  実験:1
講義コード
6641
シラバス更新日
2013年4月24日
講義資料更新日
2013年3月21日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

ジュース缶サイズの人工衛星モデルの設計・製作・実験を行う。今年度からは、米国ネバダ砂漠で開催されるロケット打上実験イベントに参加することを最終目標とし、要求される外部審査を突破し、ミッションを達成可能な、より高度・高信頼性なモデルを製作する。

講義の目的

厳しい制約条件、激烈な打上環境に耐える衛星システムの設計・試験とミッション設定のトレードオフを繰り返して、ミニマムサクセスを必ず達成するためのシステム工学の方法を習得する。ロケット打上は米国での国際コンペであり、ロケット打上グループや他の参加者との調整・交渉、現地報告会等を通じて、多様な文化背景を持つ人々に対して、自分の考えを伝える能力、相手を理解する能力、共同で物事を実施する能力を養う。また、ミッションの成功のためにはチーム内で効率的な共同・分担が必須となり、作業を通じてリーダーシップやフォロワーシップというチームワーク力の向上を図る。

講義計画

基本的に、10人程度のグループを作り、設計・製作作業を進める。定期的に開催する講義では、進捗報告、ディスカッション、環境試験、機能試験、審査会等を実施する。また、ロケット打上をとりまとめるNPO法人が開催する外部審査・報告会などに参加し、外部審査に合格すれば、最後にアメリカでの打上イベントに参加する。

教科書・参考書等

講義内で適宜紹介する。

関連科目・履修の条件等

宇宙工学基礎等の基礎知識を持っていることが望ましいが、宇宙システム工学を実践的に学びたいという強い志を持っていること。

成績評価

製作・ミッション遂行の過程を各審査会で評価する。
MDR(20)+PDR(20)+CDR(20)+最終審査(20)+報告書(10)+打上げ成果(10)=計100点

担当教員の一言

相当厳しい講義となります。やり遂げる覚悟と熱意を持った人のみを歓迎します。また、履修人数を制限します。

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