機械創造   Intoroduction to Machine Creation

文字サイズ 

担当教員
廣瀬 茂男  阿見 誠 
使用教室
金3-8  
単位数
講義:1  演習:0  実験:2
講義コード
6633
シラバス更新日
2006年4月27日
講義資料更新日
2006年4月27日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:-

講義概要

Ⅰ 観客を楽しませるコンピュータ制御のロボット「大道芸ロボット」を3~5人で構成されるグループごとに製作する。アイデア、設計、製作、すべて学生が自ら行い講義の最後にパフォーマンス発表会を行いロボットの出来を競い合う。

Ⅱ 機構設計、アナログ・デジタル回路、機械加工、C言語などによるプログラミング等の実際的な技術を習得する。

Ⅲ 時間や自己管理、目標と達成度の評価およびコスト意識といった自立性を育むと同時に、グループで取り組む際の人間関係(human dynamics)や人の心を掴む発表能力(presentation)も体験的に学ぶ。

講義の目的

機械工学の心髄は「もの」を媒体とした新しい価値の創造である。本講義では、学生が数人のグループを構成し、新しくて独創的なパーフォーマンスロボットの構想を生み出し、協力してコンピュータ、サーボモータとセンサ、そして数々の機械要素と機構を組み合わせることによって実物を製作する。この過程でハードウエア、ソフトウエアの製作法と、最後の大道芸ロボット大会においては人々を説得するプレゼンテーション法を学び、もの作りの一連のプロセスをPBL(Project Based Learning)として修得する。

講義計画

第1週 大道芸ロボット大会の課題説明
第2週 機構学基礎、機械加工基礎
第3週 構想討議
第4週 構想発表会
第5週 計算機インターフェース実習、自主製作1
第6週 自主製作2
第7週 自主製作3
第8週 自主製作4
第9週 自主製作5
第10週 機構発表会
第11週 調整
第12週 「大道芸ロボット大会」開催
第13週 報告書作成、後片付け

教科書・参考書等

なし

関連科目・履修の条件等

機械宇宙学科の3年次学生に限る。

成績評価

授業時間中の課題実習による。

担当教員の一言

もの作りは簡単ではない。しかし、手を使った具体的な作業での多くの失敗体験の蓄積がもの作りが出来る本物のエンジニアを作り出す。果敢な挑戦を期待したい。最後の成果発表会である大道芸ロボット大会の優秀チームは、日本機械学会主催のロボットグランプリにも出場が可能である。

このページのトップへ