変形と振動の力学第一   Mechanics of Deformation and Vibration I

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担当教員
井上 裕嗣  中村 春夫  岩附 信行  齊藤 滋規  阪口 基己  黒川 悠 
使用教室
木3-8(機械知能学習室)  
単位数
講義:3  演習:1  実験:1
講義コード
6551
シラバス更新日
2013年4月3日
講義資料更新日
2013年3月21日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

この授業科目は,機械知能システム学科独自のレクチャー・ラボ統合型授業の一つである.すなわち,講義,演習および実験を組み合わせることによって,講義で得た知識を演習や実験で直ちに確認して着実に理解するように計画している.内容的には機械工学分野のみならず工学の諸分野においても必要となる材料力学と振動学(機械力学)の初歩に絞って,機械構造の変形と振動に関する最も基礎的な知識を授業の範囲としている.

講義の目的

材料力学および振動学(機械力学)の最も基礎的な知識の習得,すなわち,これらの知識に基づく初等的な解析能力と実際問題を的確に把握する能力を修得することを目的とする.

講義計画

以下の番号は,授業の回数に対応するものではない.詳細な予定は授業中に説明する.
1.応力とひずみ
2.棒の伸縮
3.軸のねじり
4.梁の曲げ
5.柱の座屈
6.2次元応力場
7.1自由度系の自由振動
8.1自由度系の過渡振動
9.1自由度系の強制振動
10.2自由度系の自由振動
11.2自由度系の強制振動

教科書・参考書等

小泉 堯 監修,笠野秀秋,原 利昭,水口義久 共著,「基礎材料力学」,養賢堂
小寺 忠,矢野澄雄 共著,「例題で学ぶ機械振動学」,森北出版

関連科目・履修の条件等

「工業力学第一」と「工業力学第二」を修得していることが望ましい.また,この授業の履修者は引き続き「変形と振動の力学第二」も履修することを原則とする.

成績評価

演習と実験のレポート,2回の中間試験,および期末試験によって総合的に評価する.ただし,実験を欠席した場合および実験レポートを提出しない場合には,単位取得を認めない.本授業の内容のうち,少なくとも80%を理解し,60%を応用できることを合格基準の目安とする.

担当教員の一言

材料力学と振動学(機械力学)は熱力学や流体力学とともに機械工学分野の最も基礎的な科目であり,より高度な科目を履修するためにも,学士論文研究(卒業研究)や大学院での研究に取り組むためにも必要不可欠である.また,将来に社会で技術者として活躍する場合はもちろんのこと,そうでない場合にも,機械工学を学んだ者としてこれらを修得していることは常識であると言っても過言ではない.したがって,学生諸君は,この授業の内容を単に理解するだけでなく,自由に活用できることを目指して努力されたい.

連絡先(メール、電話番号)

本授業科目全般に関する問合せには,井上裕嗣教授が対応する.問合せは,必要が生じたときに速やかに行うこととし,できる限り電子メール(inoueh@mep.titech.ac.jp)を利用されたい.

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