松岡 由幸 非常勤講師 大富 浩一 非常勤講師 6学期 1-0-0
設計行為には,分析,発想,評価の三つがあり,いずれも感性が重要な役割を担っている。本講義では,まず,これらの設計行為に関与する感性の科学とその知見を生かす感性設計に注目し,両者の意義や動向などについて概説する。次に,感性設計の理論について,分析,発想,評価の設計行為と設計モデルの視点から詳述するとともに,感性評価モデルやマクロな感性情報の操作法などについても解説する。さらに,それらの理論の実践として,形,音,触感,力感,印象,イメージなどを操作する感性設計の事例を紹介し,感性設計の理論と実践法の修得を図る。
設計行為には、分析、発想、評価の三つがあり、いずれも感性が重要な役割を担っている。本講義では、まず、これらの設計行為に関与する感性の科学とその知見を生かす感性設計に注目し、両者の意義や動向などについて概説する。次に、感性設計の理論について、分析、発想、評価の設計行為と設計モデルの視点から詳述するとともに、感性評価モデルやマクロな感性情報の操作法などについても解説する。さらに、それらの理論の実践として、形、音、触感、力感、印象、イメージなどを操作する感性設計の事例を紹介し、感性設計の理論と実践法の修得を図る。
1.感性科学と感性設計の概要
2.感性設計の理論I: 感性設計における分析、発想、評価
3.感性設計の理論II: 設計科学の枠組みと感性科学
4.感性設計の理論III: マクロ感性科学
5.感性設計の実践I: 製品開発の事例
6.感性設計の実践II: 感性設計とその方法
7.感性設計の実践III: 音の感性設計
適宜,プリントを配布する.
参考書等
参考書として,「最適デザインの概念」(共立出版)を薦める.
特になし.
授業において,その都度理解度に関する演習を行うとともに,2回のレポートを課す.合格基準は,演習およびレポートの合計点が60%以上であること.
感性科学およびそれを用いた感性設計に関して,理論から実践までを紹介するので,その重要さと面白さを修得してもらいたい.