「ものづくり」における基本的な工程である「設計と生産」に関連する基礎知識を修得するために,工場内の生産設備として重要な工作機械について,その構造と機能を説明するとともに,加工技術に関する知識の体系化について,知的なシステムの開発状況とあわせて解説することにより,生産システム全体の概要とその情報化について理解させることを目的とする。本授業を通じて,工業製品の製造工程に必要な基礎知識を修得し,工程設計ができることを履修目標としている。
「ものづくり」における基本的な工程である「設計と生産」に関連する基礎知識を修得するために、工場内の生産設備として重要な工作機械について、その構造と機能を説明するとともに、加工技術に関する知識の体系化について、知的なシステムの開発状況とあわせて解説することにより、生産システム全体の概要とその情報化について理解させることを目的とする。本授業を通じて、工業製品の製造工程に必要な基礎知識を修得し、工程設計ができることを履修目標としている。
1.知的生産システムとは
1.1.生産形態と生産システムの変遷
1.2.生産システムの構成要素
1.3.工作機械の配置と物流経路
1.4.知的統合生産システムと情報処理技術
2.工作機械の種類と分類
2.1.加工方法の種類と分類
2.2.除去加工における加工条件
2.3.工作機械の運動機能と特徴
2.4.加工ノウハウの知識データベース化
2.5.工作機械の知的制御システム
3.知的生産システムの今後の展望
3.1.CADとCAMの融合
3.2.多軸同時制御技術
3.3.生産システムの遠隔管理とグローバル化
適宜、プリントなどを配布する。
本授業は、「設計と生産の工学第一」および「設計と生産の工学第二」と連動しているので、これらを事前に履修していることが望ましい。また、6学期の「機械知能システム創造」の授業とも関連するので、同時に受講することを勧める。
授業において、その都度理解度に関する小テストや演習を行うとともに、授業の最後に試験を実施し、それらを総合的に評価する。合格基準は、小テスト、演習及び試験のそれぞれの成績が合格点(60点)以上であり、講義計画項目の内容を80%以上理解していること。
「ものづくり」および「工業立国」を支える基盤技術であるので、創造すること、生産することの重要性と面白さを修得してもらいたい。