変形と振動の力学第一   Mechanics of Deformation and Vibration I

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担当教員
井上 裕嗣  中村 春夫  齊藤 滋規  黒川 悠  森川 広一 
使用教室
木3-8(機学習室)  
単位数
講義:3  演習:1  実験:1
講義コード
6551
シラバス更新日
2009年8月4日
講義資料更新日
2009年8月4日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

講義,演習および実験・実習を組み合わせた統合的授業を通じて,変形する固体の力学の初歩を確実に修得させることを目的とする。静力学についてはいわゆる材料力学の初歩,動力学についてはいわゆる振動学の初歩に絞り,これらの知識に基づく初等的な解析能力,および,それにより実際問題を的確に把握する能力を修得することを履修目標とする。

講義の目的

講義,演習および実験・実習を組み合わせた統合的授業を通じて,変形する固体の力学の初歩を確実に修得させることを目的とする.静力学についてはいわゆる材料力学の初歩,動力学についてはいわゆる振動学の初歩に絞り,これらの知識に基づく初等的な解析能力,および,それにより実際問題を的確に把握する能力を修得することを履修目標とする.

講義計画

1.1自由度系の自由振動
2.1自由度系の過渡振動
3.1自由度系の強制振動
4.2自由度系の自由振動
5.2自由度系の強制振動
6.非線形振動
7.応力とひずみ
8.棒の伸縮・軸のねじり
9.梁の曲げ
10.柱の座屈
11.2次元応力場

教科書・参考書等

近藤恭平 著,「工学基礎 振動論」,培風館
 柴田俊忍,大谷隆一,駒井謙治郎,井上達雄 共著,「材料力学の基礎」,培風館

関連科目・履修の条件等

「工業力学第一」,「工業力学第二」を修得していることが望ましい.また,この授業の履修者は引き続き「変形と振動の力学第二」も履修することを原則とする.

成績評価

演習,実験・実習のレポート,および,試験(中間試験および期末試験)によって評価する.本授業の内容のうち,少なくとも80%を理解し,60%を応用できることを合格基準の目安とする.

担当教員の一言

材料力学と振動学(機械力学)は熱力学や流体力学とともに機械工学全体の中でも最も基礎的な科目であり,今後,他のより高度な科目を履修するためにも,学士論文研究(卒業研究)や大学院での研究に取り組むためにも必要不可欠である.また,将来に社会で技術者として活躍する場合はもちろんのこと,そうでない場合にも,機械工学を学んだ者の常識としてこれらを修得していることが前提とされると言っても過言ではない.したがって,学生諸君には,この授業の内容を単に理解するだけでなく,自由に活用できることを目指して努力されたい.

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