- 使用教室
- 火3-8(機械知能)
- 単位数
- 講義：3 演習：1 実験：1
- 講義コード
- 6550
- シラバス更新日
- 2009年2月25日
- 講義資料更新日
- 2009年2月25日
- アクセス指標
-
- 学期
- 後期 / 推奨学期：-
講義概要
「エネルギーと流れ第一」に引き続き，エネルギーと流体の移動現象とそれを利用するための考え方を，講義・実験・演習を通して修得させる。特に，エネルギーの移動と流体の移動現象の類似性と相違点，ならびに熱・流体の特質を活かしたエネルギー利用機器の動作原理と特徴について十分に理解させることを目的とする。この授業を通して得た知識を実際に直面するであろう工学問題に応用し，機器の動作原理の理解と簡単な設計に適用できることを履修目標とする。
講義の目的
「エネルギーと流れ第一」に引き続き，エネルギーと流体の移動現象とそれを利用するための考え方を，講義・実験・演習を通して修得させる．特に，エネルギーの移動と流体の移動現象の類似性と相違点，ならびに熱・流体の特質を活かしたエネルギー利用機器の動作原理と特徴について十分に理解させることを目的とする．この授業を通して得た知識を実際に直面するであろう工学問題に応用し，機器の動作原理の理解と簡単な設計に適用できることを履修目標とする．
講義計画
熱工学（熱移動編）
１．熱エネルギー移動：熱伝導，対流熱伝達，ふく射伝熱（５回）
２．熱エネルギー移動が生じている物体内の温度分布（１回）
３．熱エネルギー交換：熱交換器とフィン（１回）
エネルギー工学
１．熱流体の保有するエネルギーの利用（中間試験、１回）
２．流体機械（３回）
３．熱エネルギー変換機器（２回）
まとめ（１回、期末試験）
教科書・参考書等
参考書等
必要に応じてプリント等を配布するが，以下の図書を参考書として指定する．
熱工学、エネルギー工学（熱エネルギー変換）関係
●日本機械学会編：「伝熱工学」，丸善
●森・一色・河田：「改訂版 熱力学概論」，養賢堂
●甲藤好郎：「伝熱概論」，養賢堂
●J. P. Holman: Heat Transfer, McGraw-Hill Book Co.
●Incropera & DeWitt: Fundamentals of Heat and Mass Transfer, John-Wiley
エネルギー工学（流体機械）関係
●大橋秀雄：「流体機械」，森北出版
●大場・神山：「大学講義 流体機械」，丸善
関連科目・履修の条件等
「エネルギーと流れ第一」を履修していること．
成績評価
授業中に行う演習，実験等に関するレポート，ならびに中間試験および学期末試験によって評価する．合格基準は，上記授業計画の各項目に含まれるキーワードのうち少なくとも８０％以上について理解し，工学的応用問題に対して適用できることを目安とする．
担当教員の一言
エネルギーと流体の流れは，身の回りの様々な機械・機器の動作に深くかかわっている．「エネルギーと流れ第一」ならびに本授業を通して，熱と流体の振る舞い，その特質，ならびにこれらの流れの制御法を修得して，機械や機器の設計はもとより，新しい機械・機器の創造に取り組んでほしい．
