熱科学第二   Thermal Science and Engineering II

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担当教員
野崎 智洋 
使用教室
木3-4(I311)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6433
シラバス更新日
2014年9月18日
講義資料更新日
2014年10月21日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

① 熱移動現象の基礎を習得するとともに,熱エネルギーが関連する工学的応用について理解することを目的とする。
② 熱物理,伝導伝熱,ふく射伝熱を中心に熱移動現象の基礎を講述する。そのために必要となる対流熱伝達,物質移動論の概要も講述する。

講義の目的

機械工学の学部学生が最低限身に着けておくべき熱移動現象(本講義では主に伝導伝熱,ふく射伝熱)の基礎を修得することを目的とする。

講義計画

● 第1回目(10月10日) 熱力学と熱物質移動現象(伝熱工学)の違い(カルノーサイクル,準静的変化,仕事,時間の概念などを例に)
● 以降,以下の内容に沿って講義します。
・3つの伝熱の形態,境界条件
・伝導伝熱(フーリエの法則,定常熱伝導,非定常熱伝導,異なる座標系での取扱い,伝導伝熱に関わる重要な無次元数)
・応用問題(熱通過,冷却フィンなど)
・対流熱伝達の概要(対流熱伝達の考え方,ニュートンの冷却の式,基礎方程式,対流熱伝達に関する重要な無次元数)
・物質移動現象(熱移動と物質移動のアナロジー,無次元数)
・ふく射伝熱(プランクの法則,ステファンボルツマンの法則など)

教科書・参考書等

「日本機械学会 JSMEテキストシリーズ 伝熱工学」を中心に講義を行うが,必要に応じて資料を配布する。

関連科目・履修の条件等

熱科学第一を履修していること。本講義に引き続き,熱輸送物理学を受講すること。

成績評価

期末試験の成績を基本とし(80%),これに講義期間中に実施する演習および出席を加味して行う(20%)。

担当教員の一言

環境・エネルギーからナノテクノロジーまで,多くの工学問題に熱・物質移動現象は深く関与してます。できるだけ多くの人に履修することを勧めます。

オフィスアワー

随時。質問があればまずはメールで連絡をください。
tnozaki@mech.titech.ac.jp 野崎

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