I 機械や構造物を製作する上で必要な材料の強度特性についての理解を深めるとともに,固体物理についての基礎的な知識を習得する。
II 固体の強度,欠陥,転位,破壊,固体物性の基礎,半導体,誘電体,材料評価
「機械材料科学第一」に引き続いて講義を行う.機械や構造物を製作する上で必要な材料の強度特性についての理解を深めるとともに,固体物理についての基礎的な知識を習得することを目的とする.
1. 講義のねらい,固体の強度
2. 脆性破壊と延性破壊,き裂材の破壊強度
3. 疲労強度,高温強度,環境強度
4. 逆格子とブリルアンゾーン
5. 固体物性の基礎(電子状態とバンド理論)
6. 電子物性 (半導体・誘電体の基礎)
7. 電子物性 (光電変換・バンド間遷移)
以下参考書
機械材料学,日本材料学会,2006
キッテル固体物理学入門上,下,丸善,2007
材料強度学, 日本材料学会2011
材料力学第一,第二,機械材料科学第一を履修していることが望ましい.
演習,期末試験とレポートを総合的に評価する.
機械の設計や今後幅広い分野の学習をする上での基礎知識として,内容を理解して欲しい.
講義は,主に学期前半に2コマ授業として開講するので注意すること.
【オフィスアワー】
特に時間を指定しないが,質問があれば遠慮無く尋ねて欲しい.