塑性工学   Engineering of Plasticity

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担当教員
大竹 尚登 
使用教室
月3-4(I321)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6427
シラバス更新日
2014年4月6日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 固体を変形させて戻らない性質を塑性といい,塑性変形が開始する状態を降伏という。ここでは,単純な応力状態の弾塑性変形,組み合わせ応力状態での降伏条件を理解し,構造物の降伏強度や塑性加工を解析する方法(初等解法)を習得する。
II 応力とひずみ,金属の降伏条件,圧縮変形,曲げ変形,塑性加工の初等解法

講義の目的

ものの形を創り出す塑性加工は,ものつくりの根本です.本講義では塑性加工を工学的立場から説明します.スラブ法,すべり線場法,上界法を中心に塑性変形の初等解析法を教授し,ものの変形を工学的に捉える力を養います.

講義計画

第1回 4月 7日(月)  塑性工学の概要
第2回 4月14日(月)  応力のつりあいと降伏条件の考え方
第3回 4月21日(月)  応力のつりあい,降伏条件(1)
第4回 4月28日(月)  降伏条件(2)
第5回 5月 7日(水)  結晶と塑性変形(1)
第6回 5月12日(月)  結晶と塑性変形(2)
第7回 5月19日(月)  スラブ法による初等解析(1)
第8回 5月26日(月)  スラブ法による初等解析(2)
第9回 6月 2日(月)  構成式,曲げの塑性力学
第10回 6月 9日(月)  スラブ法による初等解析等の演習
第11回 6月16日(月)  すべり線場法による塑性変形解析(1)
第12回 6月23日(月)  すべり線場法による塑性変形解析(2) 
第13回 6月30日(月)  すべり線場法による塑性変形解析(3)
第14回 7月 7日(月)  上界法による塑性変形解析
第15回 7月14日(月)  下界法,有限要素法による塑性変形解析
期末試験7月28日(月)の予定

教科書・参考書等

なし.プリント配布

関連科目・履修の条件等

「変形の力学」、「材料の科学」を履修しておくことが望ましい。

成績評価

期末試験70%,演習等30%

担当教員の一言

形を創り出すのは意外と奥が深いことです.創形の世界を工学的に理解しましょう.

その他

グループディスカッションの時間を設けます。

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