機械材料科学第一   Materials Science and Engineering I

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担当教員
大竹 尚登  永井 肇 
使用教室
火5-8(I311)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6426
シラバス更新日
2014年10月3日
講義資料更新日
2014年11月29日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

I 機械や構造物を製作する上で必要な材料の基本的性質についての基礎知識を習得する。また,金属,プラスチック,セラミックス,複合材料及び人体などの各種材料の特徴について理解する。
II 物質の結合と構造,平衡,相律,組織,状態図,反応速度,各種材料の特性。
III 製鉄所の工場見学を予定。

講義の目的

機械や構造物を製作する上で必要な材料の基本的性質についての基礎知識を習得する.また,各種材料の特徴について理解することを目的とする.

講義計画

1.機械材料のミクロ的性質Iイントロダクション,ポテンシャルエネルギーとヤング率,結晶と結晶学的記述
2.機械材料のミクロ的性質Ⅱ結晶構造,自由エネルギーと材料の欠陥,すべりと変形,転位
3.機械材料のミクロ的性質Ⅲ転位の運動,フランクリード源,各種強化機構
4.機械材料のマクロ的性質Ⅰギブスの相律,自由エネルギーと状態図,状態図の読み方,鉄の状態図
5.鉄鋼材料の種類と特性,鉄鋼材料の製造・加工
6.鉄鋼製造プロセス,圧延プロセスの見学
7.機械材料のマクロ的性質ⅡT-T-T線図,非鉄金属材料(アルミ合金,マグネ合金など)の機械的特性とその適用製品
8.機械材料のマクロ的性質Ⅲプラスチック材料,セラミック材料,高機能材料の種類と特性.15:15から16:35は期末試験とする.

教科書・参考書等

(教科書)JSMEテキストシリーズ 機械材料学,日本機械学会,2008
(参考書)C.R.バレットほか:材料科学1,同2,培風館,1979
     これで使える機能性材料パーフェクトガイド,講談社,2012

関連科目・履修の条件等

「材料力学第一,第二」とともに履修するのが望ましい.

成績評価

演習,期末試験とレポートを総合的に評価する.期末試験の重みは70%。

担当教員の一言

講義は,主に学期前半に2コマ授業として開講するので注意すること.優れた機械や構造物を創造するには,材料についての基礎知識が不可欠である.材料の示す種々の振る舞いについて興味を持って履修して欲しい.

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