CAD/CAM/CAE基礎論   Fundamentals of Computer Aided Design(CAD),Computer Aided Manufacturing(CAM),and computer

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担当教員
大熊 政明  田中 真二 
使用教室
月3-4(石3-310)  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
6417
シラバス更新日
2014年10月27日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

 現在,製品企画から設計および製造計画までの すべての行程を通してコンピュータでの3次元形状を取り扱う技術と解析技術は,効率的な製品開発上で不可欠である.また,将来に向けてその技術の高度化とシステム化は進歩し続けている.
 そこで,本講義では,「一を学んで十を知る」形式で,これらの中核をなす CAD/CAM/CAEの理論および技術の基礎を講義するとともに,受講学生諸君グループによる調査研究に基づいた相互講義(発表),さらにプログラム演習を行う.なお,CAD/CAM/CAEはComputer Aided- “Design”, ”Manufacturing”, ”Engineering”の略称である.

講義の目的

高い品質の製品を設計し,効率良く製造するためには,計算機内に正確な製品の形状を表現し,これを用いて,製品の外観,機能,そして製造性の評価を行い,さらに加工に必要となるデータを生成しなければならない.本講義では,まず複雑な形状における輪郭線,面を正確に計算機内に表現するために必要となる座標変換理論,曲線・曲面理論について講述する.次いでこれらを基に製品の強度解析を行うための有限要素法に関する基本理論について講述する。

講義計画

【第1回~第7回:CAD/CAM (担当:高橋秀智,田中真二)】
  第1回 ソリッドモデリングシステム(CAD)の概要
  第2回 座標変換
  第3回 投影法とCGの基礎,基礎演習
  第4回 プログラム演習
  第5回 曲線
  第6回 曲面,CAM,基礎演習
  第7回 まとめ,プログラム演 習,CAD/CAMに関する最近の話題

【第8回~第15回:CAE (担当:大熊政明)】
  第 8回 CAEの歴史概観
  第 9回 Euler梁要素を例としての有限要素法の定式化+プログラム演習
  第10回 Euler梁要素を例としての有限要素法の定式化+プログラム演習
  第11回 Euler梁要素を例としての有限要素法の定式化+プログラム演習
  第12回 Euler梁要素を例としての有限要素法の定式化+プログラム演習
  第13回 有限要素法によるCAE解析(モデル化と精度)+プログラム演習
  第14回 有限要素法によるCAE解析(最適設計)+プログラム演習
  第15回 有限要素法理論の一般化,まとめ

教科書・参考書等

抗議資料などは授業時に指示します。

参考書等
参考書としては,CAD・CAM として“3次元CADの基礎と応用”,鳥谷浩志他,共立出版などを推奨する.CAEについては配付資料を基に行う。

関連科目・履修の条件等

CAD/CAMプログラム演習ではC言語を利用しますので,関連単位を取得しておくこと.

成績評価

授業中の演習から総合的に評価する。

担当教員の一言

本講義では,各々の理論を学ぶだけではなく,プログラミング演習により,実際にプログラムを作成するため,理解を深めることが可能である.

連絡先(メール、電話番号)

taka@mech.titech.ac.jp
mokuma@mech.titech.ac.jp

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