I 生物の形や動き,それを制御するしくみを機械工学的観点から解説する。生物のしくみを工学的に探る上で必要なモデル化と解析手法,シミュレーション手法について学ぶ。
II スケーリング,機能と形,機能的適応,生物のセンサー,生体組織の特性,生物の移動仕事率,生体システムなど。
生物の形や動き、それを制御する機構等を機械工学的観点から解説する。生物のしくみを工学的に探る上で必要なモデル化と解析手法、シミュレーション手法について学ぶ。
1. 生体工学第一概論
2. 生物の大きさと機能:スケーリング
3. 樹木、血管の最適性
4. 骨形状の最適性
5. 基礎代謝量に関する議論
6. 生体組織の機能的適応
7. 筋肉の特性
8. 生物の移動とエネルギー消費
9. 生物のセンシング機構(昆虫の感覚器官)
10. 生物のセンシング機構(人の感覚器官)
11. 生物のフィードバック機構
12. 生物・生態系の挙動とモデル化
13. 生物の形つくり、植物の不思議
担当教員が適宜、資料を配付するが、参考書として以下の本を薦める。
生体機械工学、日本機械学会(ISBN-88898-081-0 C3053)
生体の形づくりの数理と物理、共立出版株式会社(ISBN4-320-05545-4)
機械系の基礎専門科目を履修していることが望ましい。
出席点(小テスト)と宿題と期末レポートにより評価する。(期末レポートの提出だけ では単位は取得できない。)
成績は、およそ出席点(課題含む)30点,レポート課題30点,期末レポート40点の配分で評価する。
生物を工学的に考えることの楽しさと難しさを伝えたい。
【オフィスアワー】
講義終了後に応待可能な時間帯を回答する。