I 独創機械設計第一から引き続き,学生自身による独創的な機械の設計,製作,試験および評価を総合的に行うことにより,機械工学と工業製品の設計・開発・生産との係わりを理解し,あわせて創造力,総合力,表現力等を培う。
II 小グループに別れて設計・製作を行い,相互に発表,討論を行う。
独創性重視の売れる商品開発のプロセスを体験することにより、技術をベースとした将来の事業開発者、経営者の養成を目指す。具体的には、例えば身の回りの家電品の商品開発など、独創機械設計プロジェクト第一で構想した案をもとに、現実の商品(世の中に必要とされる製品)として具体化するまでの試作、開発のプロセスとその基本技術を習得する。構想案からチームコンセンサスを経ての追加アイデアの設計、製作、さらに改良の過程の実習、
特許化の検討なども行う。
第1 回 構想/計画図の作成(プロセスマネジメント)
第2 回 試作品の詳細設計(第一次デザインレビュー)
第3 回 試作品の詳細設計
第4 回 試作品の設計改良
第5 回 詳細設計発表会(第二次デザインレビュー)
第6 回 試作品の製作手配(特許出願の基本事項)
第7 回 試作品の製作
第8 回 試作品の製作
第9 回 中間商品発表会(第三次デザインレビュー)
第10 回 2次試作品の設計改良
第11 回 2次試作品の設計改良
第12 回 2次試作品の製作改良
第13 回 改良試作品の評価(特許出願準備)
第14 回 最終製品発表会(量産/商品化検討会)
参考書等
独創機械設計プロジェクト第一と共通で、以下の本の購読を勧めます。
(1) 図解で分かる部門の仕事 「技術部」,田中清美,日本能率協会マネジメントセンター,1,575 円
(2) [新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か,大前研一,プレジデント社,2,100 円
独創機械設計プロジェクト第一を履修していることが望ましい。
試作品の詳細構想、設計、製作のすすめかた、商品としての可能性、完成度などを総合的に評価する。