加工学概論   Fundamentals of Manufacturing Process

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担当教員
高橋 秀智  大竹 尚登  安原 鋭幸 
使用教室
木5-8(I311)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6425
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

I 機械や工業製品の製作における基本的な加工法にいて概説し,高度な加工技術を要する製品の製作工程および生産システムについて述べる。
II 切削,塑性加工,鋳造,溶接,レーザー加工,イオン加工,プラズマ加工,放電加工等の要素技術および,フレキシブルマニュファクチャリングシステム(FMS),コンカレントエンジニアリング等のシステム化技術

講義の目的

本講義は機械技術者として必要な加工とプロセスの基礎理論と知識の習得を目的としている。
モノづくりのプロセスを以下に示す。
1) 製品の性能、機能、構造等の機能仕様と、生産時期、数量、価格等の生産仕様を決める。
2) 機構、構造を設計する(機能、構造設計)。
3) 加工法の決定とそれに伴う製品の設計変更を行う(生産設計)。
4) 生産設備、生産システムなどの生産準備を行う。
5) 実際の材料の調達、部品の加工、組立、調整によって製品を製造する。
この講義では上記3)、4)の基本的な加工法や生産システムを取り扱うが、その理論と知識は製品の 機能、構造設計を行うためにも必要である。

講義計画

1. 加工の各種要素技術の内容、特徴と応用事例
(1)モノづくりの基本
(2)鋳造、塑性加工、粉末成形、溶接
(3)切削、研削
(4)レーザなどビーム加工、放電加工、薄膜など微細表面加工
2. 生産システム
(1)生産システムの歴史
(2)フレキシブルマニファクチャリングシステム(FMS)
(3)コンピュータインテグレイテッドマニファクチャリング(CIM)

教科書・参考書等

山口克彦、塚本邦郎編著「材料加工プロセス」-ものづくりの基礎― 共立出版

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

期末試験を主とするが、演習も総合して評価する。

担当教員の一言

産業界の事例を盛り込みながら講義する。また、理解を深めるため、工場見学を行う.

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