塑性工学   Enginieerig Plasticity

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担当教員
村上 碩哉  井関 日出男 
使用教室
月3-4(石3-203)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6427
シラバス更新日
2009年8月4日
講義資料更新日
2009年8月4日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 固体を変形させて戻らない性質を塑性といい,塑性変形が開始する状態を降伏という。ここでは,単純な応力状態の弾塑性変形,組み合わせ応力状態での降伏条件を理解し,構造物の降伏強度や塑性加工を解析する方法(初等解法)を習得する。
II 応力とひずみ,金属の降伏条件,圧縮変形,曲げ変形,塑性加工の初等解法

講義の目的

本講義は塑性変形に関する知識と、塑性変形を利用した成形加工の力学的な考え方、解析法の習得を目的としている。塑性変形を利用した加工法は生産性と安定性がたかく、また成形品は強度、品質特性に優れているために、産業界で広く利用されている。
この講義では成形加工の基本となる理論、原理、原則を取り扱う。また、代表的な成形加工法について、塑性力学的な解析方法を解説する。さらに成形加工の製品への活用法を事例にもとづいて述べる。

講義計画

1. 成形加工の概説
・金属材料の塑性変形特性と塑性加工
2. 塑性力学の基礎
・1 軸塑性変形
・構造物の塑性設計
・応力とひずみ
・降伏条件
・塑性構成式
3. 塑性加工とその解析法
・2 次元塑性加工問題
・軸対象問題
4. 有限要素法による数値シミュレーション
5. 塑性加工の活用法
6. 塑性加工関連の工場見学

教科書・参考書等

参考書等
小坂田宏造 「応用塑性力学」 培風館

関連科目・履修の条件等

「変形の力学」、「材料の科学」を履修しておくことが望ましい。

成績評価

期末試験を主とするが、演習も総合して評価する。

その他

【オフィスアワー】
随時。メールで予約後来室が望ましい。

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