本講義「独創機械設計」は,設計・製図・加工を中心とする機械設計に関する基礎能力は,あくまで機械設計教育にあることに鑑み,専門教員・技術職員による毎回の授業ならびに発表会における指導を通じ,これまでの学科教育の集大成を図り,さらに弁理士の指導の下に作品権利化に関わる特許取得の能力を身に付けることを目的としている.
本講義の特色は,学生独自の構想・設計による機械製作の能力を養うとともに,特許取得に関わる知識を修得させ実施することにある.設計・製図・加工を行う際,学生はコンピューターや工作機械など,大学の設備を有効に活用することができる.
評価に関しては,各発表会において担当教員が学生の提案を評価している.さらに,東工大TLOとの密接な連携による作品に関わる特許取得,あるいは学生の自由意志を尊重したその他の取り組みへの学科としての支援を実施している.
製作された作品は,大学祭などで一般の来訪者に公開している.
設計・製図・加工を中心とする機械設計に関する基礎能力は,あくまで機械設計教育にあることに鑑み,専門教員・技術職員ならびに企業での設計経験者による,毎回の授業ならびに発表会における指導を通じ,これまでの学科教育の集大成を図り,さらに作品権利化に関わる特許取得の能力を身に付けることを目的とする.
1. 独創機械設計の概要説明
・授業のすすめ方についての詳細説明及び講師からのアドバイスを行う.
2. 構想発表会
・全受講者が各自の構想について説明を行い、この中から5件程度の設計製作作品を決定する.
3. 設計・製図
・指摘された改善点について考慮し、構想を改善する.
・概念設計:目的、目標品質、制約条件、主要メカニズムを決める.
・基本設計:概略緒元を決め、完成品のスケッチを作成する.
・詳細設計:機能の補償、強度の補償、製作のしやすさの考慮を行う.
4. 設計発表会
・設計結果を説明し、改善点等についての討論を行う.
5. 製作
・材料及び部品の発注、部品の作成、組立、動作確認を行う.
6. 作品発表会
・作品の概要を発表し、完成した作品のデモンストレーションを行う.
機械科学科から発行されている「独創機械設計ガイドブック」をテキストとして用いる.
機械の構想・設計・製作について各受講者に対して総合的に行う.
【オフィスアワー】
講義終了後、30分間