石炭,石油,天然ガスを原料とする基幹化学品の主な工業製造プロセスを概説し,これに関わる固体触媒・錯体触媒の触媒作用や反応機構を履修することを目的としている。
この講義では、触媒があって初めて可能となる化学プロセスを知るとともに、重要な役割を果たしている触媒の作用機構を理解する。触媒の作用機構は、化学反応の根幹と関連すること、そして、それが社会に役立つ技術と繋がっていることを学ぶ。
1. 化学工業とは何か
2. 炭素資源
3. 石油精製
4. 水素・アンモニアの合成
5. 石油化学
6. メタノールの化学
7. 汎用性高分子
8. 有機ファインケミカルズ
9. グリーンケミストリー
テキスト 「新しい工業化学(化学同人)」
物理化学、有機化学、無機化学の基本的な授業を履修していること。
レポートおよび試験による。
化学が社会に役立つためには、その工業における応用利用技術が鍵となります。さらに、物質を生産する化学工業プロセスのほとんどは触媒を用いています。その全体像を知るとともに、それぞれのプロセスにおける特徴的な触媒化学を学んでください。みなさんが、応用化学、工業化学を今後創ってゆくスタート地点の素材を提供します。
yuji-w@apc.titech.ac.jp
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火曜 16:00-17:15 水曜 12:00-13:00