物理化学(工)第二 a   Physical Chemistry II

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担当教員
佐藤 満 
使用教室
金3-4(S632)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6111
シラバス更新日
2013年9月24日
講義資料更新日
2013年9月24日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

I 物理化学(工)第一に続く講義で,分子運動と反応化学について解説する。
II 教科書 P.W.アトキンス著「物理化学」第8版の21~25章

21. 分子の運動 22. 化学反応速度 23. 複雑な反応の速度 24. 反応の分子動力学 25. 固体表面の過程

講義の目的

物理化学(工)第一の次の段階として、物理化学の基礎となる「分子運動」と「反応化学」などの動的過程を記述する物理化学的手法を理解する。教科書としてP. W. アトキンス著「物理化学 下」第8 版を用い、その第21-25章に対応する下記の項目について講義する。

講義計画

1.分子の運動
   気体の分子運動、液体中の分子運動、拡散
2.化学反応速度
   実験的な化学反応速度論、速度式の解釈
3.複雑な反応の速度
   連鎖反応、均一系触媒作用、光化学
4.反応の分子動力学
   反応性の出会い、遷移状態理論、分子衝突の動力学
5.固体表面の過程
   表面の成長と構造、吸着度、不均一系触媒作用

教科書・参考書等

P. W. アトキンス著、千原秀昭・中村亘男訳、「物理化学 下」第8 版、東京化学同人(2009)

関連科目・履修の条件等

物理化学(工)第一を履修していることが望ましい。

成績評価

中間ならびに期末試験により評価する。講義中に行う小テストならびに出席も考慮する。

担当教員の一言

物理化学は、有機化学ならびに無機化学の双方を理解、説明するための基盤となる学問です。何か特定の事柄の理解に役に立つという目的意識ではなく(もちろんそれもありますが)、将来理系分野で活躍するため必須である「scientificなものの考え方」を身につける上で最適の学問分野ですので、しっかり勉強して下さい。また、ノートをしっかりとることを求めますので、講義内容(スライド)のOCW上での公開はしません。

連絡先(メール、電話番号)

msatoh@polymer.titech.ac.jp
内線:2133

オフィスアワー

昼休み時間

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