無機化学(工)第一   Inorganic Chemistry I

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担当教員
桑田 繁樹 
使用教室
火5-6(S421)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6120
シラバス更新日
2010年3月22日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

I 応用化学系の学生のための無機化学の基礎として,周期表上の典型元素,非金属元素およびそれらの化合物についての各論的知識を,構造論や反応論を踏まえて修得させる。引き続き無機化学(工)第二を履修することが望ましい。
II テキスト「Inorganic Chemistry」3rd Edition;D.F. Shviver, P.W. Atkins, C.H. Langford, Oxford University Prass,1999, 2~6章。

講義の目的

無機化学のみならず化学全般の基礎となる、原子の構造、化学結合の性質、酸・塩基、酸化還元などの諸概念について概説する。

講義計画

1. 原子構造
   元素の起源、水素型原子の構造、多電子原子
2. 分子構造と結合
   ルイス構造、原子価結合理論、分子軌道理論、多原子分子の分子軌道
3. 単純な固体の構造
   固体構造の記述、金属と合金の構造、イオン固体、イオン結合のエネルギー論、固体の電子構造
4. 酸と塩基
   ブレンステッド酸の特徴、ルイス酸性、ルイス酸塩基の反応と性質
5. 酸化と還元
   還元電位、酸化還元安定性
6. 無機化学における物理的測定技術
   吸光分光法

教科書・参考書等

アトキンスら著、田中、平尾、北川訳「シュライバー・アトキンス無機化学(上)」第4版
(東京化学同人)第1章-第6章

関連科目・履修の条件等

応用化学コースの学生に対しては、実践応用化学第一を同時に履修することを強く推奨する。

成績評価

期末試験の結果による。

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