化学プロセス・システムの設計、運転、保全など、意思決定段階に於いて、各評価項目を検討するためのシステム解析手法や、最適化手法、プロセス制御基礎の修得を目的とする。
プロセスシステムの解析、設計、運用にかかわるモデル化技術を含めた基本的な技術の習得、方法論、手法の理解と適用を目的とする。
講義をつに分け、以下の順番に講義・演習を行う。
(1)システム構造解析
(2)連続プロセスに対するSimulation Approach
(3)バッチプロセスの運転制御モデル
(4)生産計画と最適化手法
(5)プロセス制御基礎
入手義務はないが、以下の本が参考になる。
赤木新介 著、「システム工学:エンジニアリングシステムの解析と計画」、共立出版(ISBN 4-320-07133-6)
W. L. Luyben and M L. Luyben, “Essentials of Process Control”, McGraw-Hill (1997)
化工計算機演習Ⅰは、取得を薦める
演習25%、試験75%とする。出席は参考値とする。
演習には、Matlab、LP-Solveなどソフトウェアを利用する。プロセスシステム工学の基礎を講義するので、3年のプロセス工学IIに繋げていってほしい。