I 新材料の開発,最適材料の選択等のために必要な工学基礎としての材料科学を下記の内容を通して修得し,応用能力を養成する。
II 1. 固体の結合と原子配列 2. 相平衡と状態図 3. 相変態と熱処理 4. 材料の変形と破壊 5. 腐食の基礎 6. 材料の特徴と用途
新材料の開発,最適材料の選択など化学技術者として要求される材料の性質,各種環境下でのふるまいを理解させるために,各種の材料において基礎的,普遍的な知識や考え方を論ずる。
1.固体の結合と欠陥(結晶構造,非結晶,欠陥と各種固体材料の性質との関係
2.相平衡と状態図(合金を中心とした状態図の意味と読み方,使い方の基礎)
3.相変態と熱処理(ミクロ組織の変態,熱処理による改質)
4.固体表面の性質(固体表面の性質,表面物性が支配的となる耐環境挙動)
5.材料の変形と破壊(ミクロ及びマクロ組織と変形・破壊との関係)
6.材料のレオロジー的性質(レオロジーモデルと材料の変形)
7.材料の劣化(腐食の基礎と防食法)
8.材料各論(材料の種類と各種環境への適用性)
授業時に配布するプリント使用.
特になし
授業,演習・レポート,期末試験
単なる材料の講義ではなく,化学工学分野で求められる幅広い基礎知識を対象とした講義を行う.
mkubouch@chemeng.titech.ac.jp