反応工学第二   Chemical Reaction Engineering II

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担当教員
太田口 和久  大河内 美奈  中崎 清彦 
使用教室
木5-6(S423)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6127
シラバス更新日
2014年4月4日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

本講義では、分子と組織との反応を学習する工学的意義に付いて述べ、生物反応工学を履修する目的を提示する。次に、題材となる生物機能の概要を把握するために、生物科学の基礎を述べる。遺伝子、タンパク質などの情報を獲得するためのウェブツールを学習し、遺伝子組換え、ペプチド工学の概要を提示し医薬品製造工程に触れる。プロセス工学を展開するために、酵素反応の解析、生物細胞増殖反応の解析、生物細胞代謝反応の解析を学び、固定化生体触媒反応器の設計、生物反応器の設計に応用し、生成物成分分離技術に触れる。さらにバイオエタノール、食品製造工程、活性汚泥法などの応用技術を紹介する。

講義の目的

本講義では、"反応工学第一"で学習した分子と分子の反応工学に関わる基礎知識を出発点とし、生物反応を題材とし、分子と組織構成分子の反応工学に関わる専門知識を習得し、反応工学の応用力を醸成することを目的とする。

講義計画

本講義は各講義内容を()内教授が担当する。[]内は教科書の章を示す。
1. 本講義履修の目的と意義(太田口)
2. 生物科学の基礎[Chap.2](大河内)
3. 生物科学の基礎[Chap.2](大河内)
4. 生物材料の調製[Chap.3](大河内)
5. 生物材料の調製[Chap.3](大河内)
6. ペプチド工学(大河内)
7. 医薬品の製造[Chap10.3](大河内)
8. 酵素反応の解析[Chap.4](中崎)
9. 生物細胞増殖反応の解析[Chap.5](中崎)
10. 生成物成分分離技術[Chap.9](中崎)
11. 生物細胞代謝反応の解析[Chap.6](太田口)
12. 生物細胞代謝反応の解析[Chap.6](太田口)
13. 固定化生体触媒反応器の設計[Chap.7](太田口)
14. 生物反応器の設計[Chap.8](太田口)
15. 応用技術[Chap.10)(太田口)

教科書・参考書等

教科書:
"プロセスバイオテクノロジー入門,"太田口和久著,コロナ社(2014)
参考書:
"Chemical Reaction Engineering,"by Levensipiel,O, John Wiley & Sons(1976)

関連科目・履修の条件等

反応工学第一を履修していることが望ましい.

成績評価

本講義は、太田口和久(化学工学専攻教授)、大河内美奈(化学工学専攻教授)、中崎清彦(国際開発工学専攻教授)が分担する。
試験、演習、レポートのいずれかで成績を評価する。講義を担当する3教授それぞれから各担当者の講義初日に成績評価に関するアナウンスがある。

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