I 本授業は,化工情報処理第一に引き続き,化学工学に必要となる情報技術の習得を目的とする。
II プロセスシミュレータ,汎用シミュレーション環境を用い,同学期に履修を推奨されている講義に関連するモデル化,シミュレーション及び最適化問題を課題として反復演習を行う。本授業は,すでに化工情報処理第一の内容を修得していることとして進める。従って,本授業の履修には予め化工情報処理第一の履修が望ましい。
化学プロセスは、様々な単位操作を組み合わせて、目的とする物質の生産を行い、その設計や計画、運転においては、コンピュータによる情報処理が不可欠である。本講義は、第5学期に開講される、物質移動操作、エネルギー操作、反応工学第一及びプロセス工学第二の相互的な問題を取り上げ、コンピュータを用いて演習を行うことで、各科目と各科目間の関係の理解を深めると同時に、化学工学で必要となる情報処理技術の習得を目的としている。
(主な演習課題)
・平衡反応器の計算
・蒸留塔の設計
・熱交換器と重み付伝熱温度差
・理想反応器の計算
・複合反応の速度
・温度の反応速度への影響
教官が作成した資料を使用するほか、物質移動操作、エネルギー操作、反応工学第一及びプロセス工学第二で使用する教科書等を参考図書として使用する。
化工情報処理第一(4学期)を予め履修しておくこと。同5学期に開講される、物質移動操作、エネルギー操作、反応工学第一及びプロセス工学第二を受講すること。
化工プロセス設計実習の受講には、この科目の単位履修が必要である。
授業中の演習およびレポートの両方から評価する。
さまざまな問題に対して、計算機およびソフトウェアを使いこなして、それらの問題を解決する能力および化学工学センスを身につけてもらいたい。