I 化学工学では,様々な現象の解析,モデル化及びそれらのシステム化を行っており,これらに必要となる情報技術の習得を目的とする。
II 計算機を用いた移動現象の数値シミュレーション,化学プロセス計算などの演習を通して移動論およびプロセス工学の考え方を理解させる。演習においては,流体計算ソフト,プロセスシミュレータなどを利用する。前学期科目である化学工学量論,情報処理概論(化工)を履修していることが望ましい。また,移動論第一,第二,プロセス工学第一と併せて履修することが望ましい。
計算機を用いた移動現象の数値シミュレーション,プロセス計算などの演習を通して化学工学において重要となる移動論およびプロセス工学の考え方を理解させる。演習においては,数値計算ソフト,流体計算ソフト,プロセスシミュレータなどを利用する。
1.移動現象のシミュレーション
1.移動現象のシミュレーションの基本的考え方
2.ソフトウエアを利用する意義
3.ソフトウエアを利用したしミューレーションの手続き
4.運動量移動のシミュレーション(流体の速度分布の計算)
5.熱移動のシミュレーション(温度分布)
6.熱流体のシミュレーション(熱と運動量の同時移動)
1.プロセスシミュレータの利用
1.プロセスシミュレータの基礎
2.簡単なプロセスシミュレーション
3.物質およびエネルギー収支
教官が作成した資料を使用するほか、化学工学量論,移動論第一,移動論第二,プロセス工学第一で指定されている教科書を参考書として使用する。
化学工学量論,情報処理概論(化工),化工数学を履修していることが望ましい。また,同時期に移動論第一,移動論第二と併せて履修することが望ましい。
化工プロセス設計実習の履修には、この科目の単位修得が必要である。
授業中の演習およびレポートの両方から評価する。
単に計算機,ソフトウエアの利用方法を身につけるだけでなく,化学工学における計算機利用技術に必要な基本的考え方と意義を理解してほしい。