機械的操作   Mixing and Mechanical Separation

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担当教員
吉川 史郎 
使用教室
火3-4(四大学講)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6133
シラバス更新日
2009年3月30日
講義資料更新日
2009年3月30日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 外部からの機械的エネルギーを加えて混合や分離をおこなう機械的操作に関する基礎的事項およびそれらの設計・運転上の基本的指針について修得させる。
II 混合現象の解析法,理想的混合モデルと適用例。化学装置内の混合現象の扱い方,ならびに微粒子の物理的性質とそれに基づく分離操作などについて概説する。単一粒子および粒子群の重力場および遠心力場における運動,粒子の分級,固液分離,分離効率およびろ過操作,撹拌操作,混合度などについて概説する。

講義の目的

化学工学が範疇とする、外部からエネルギーを与えて分離・混合する操作である機械的操作のうち、理論的に明確な背景を有する操作を主として取り上げて講述し、その考え方を修得させることを目的とする。

講義計画

I 分離の基礎

  1.単一粒子の運動
  2.粒子群の運動
  3.分離状態の定量化

II 分離操作
  1.脱水操作
  2.沈殿濃縮操作
  3.濾過操作
  4.分離操作
  5.濾過操作

III 混合の基礎
  1.滞留時間
  2.混合状態の定量化

IV 混合操作
  1.攪拌操作

教科書・参考書等

主に教官が作成したオリジナル資料を使用する。また適当な参考書を適宜推奨する。

関連科目・履修の条件等

移動論第一を履修していることが望ましい。

成績評価

期末試験と授業中の演習の成績から総合的に評価する。

担当教員の一言

機械的操作を理解することはケミカルエンジニアとして不可欠な”素養”であり、細かい式を暗記するより、”考え方”を身につけてほしい。

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