物理化学(高)第三   Physical Chemistry III

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担当教員
古屋 秀峰 
使用教室
金3-4(H103)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6201
シラバス更新日
2015年3月16日
講義資料更新日
2015年3月16日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

物理化学(工)第一、第二に続く講義で,統計熱力学について解説する。
II 教科書 P.W.アトキンス著「物理化学」第八版下の第16,17章を中心にその具体的な応用例にも触れる。
1. 統計熱力学 : 概念  2. 統計熱力学 : 方法論

講義の目的

マクロな熱力学的性質をミクロな視点から解釈する統計熱力学について理解することを目的する。

講義計画

1.熱力学復習(エネルギー、エントロピー)
2.配置と重み
3.分子分配関数
4.内部エネルギー
5.統計エントロピー
6.カノニカルアンサンブル
7.分配関数に含まれる熱力学的情報
8.熱力学関数
9.分子分配関数の計算方法
10.平均エネルギー
11.熱容量、状態方程式
12.液体における分子間相互作用、残余エントロピー
13.平衡定数

教科書・参考書等

教科書:アトキンス 物理化学(下)第8版 東京化学同人
参考書:「入門 化学統計熱力学」 小島和夫著 講談社サイエンティフィク
    「化学系のための統計熱力学」 小島和夫、越智健二著 培風館

関連科目・履修の条件等

高分子物性、高分子構造、高分子特性解析第一・第二など。物質やその集合体の性質・挙動を分子論的に深く理解できる。

成績評価

期末試験、授業中の演習、課題の提出による。

担当教員の一言

講義中の受講者からの活発な質問を歓迎します。

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