I 無機化合物の化学結合に対する理解を深め,その構造と物理化学的性質について解説する。
II 周期表各族の元素の特性について解説する。
III 無機高分子,有機・無機ハイブリッド材料について解説する。
VI 高分子科学基礎、有機化学に関係する無機化学についてもフォローする。
本講義の目的は下記の通りです。
(1)無機化学および化学結合に関する基礎概念を理解すること。
(2)周期表をもとにして各族の特徴を理解すること。
(3)各元素の特徴を理解すること。
(4)無機高分子や先端材料について知ること。
(5)元素科学の多様性について感じること。
(6)3学期開講科目「高分子科学基礎」、3学期開講科目「有機化学第二」に関連する内容(無機化学に関係するもの)の理解
全部で14回の講義と2回のテストを予定しています。以下について、学生さんの習熟度に合わせて講義します。
(1)無機化合物の化学結合に対する理解を深め、その構造と物理化学的性質について解説する。
(2)周期表各族の元素の特性について解説する。
(3)有機化学と無機化学のクロスオーバー(金属の関与する有機反応について)
(4)無機高分子、有機・無機ハイブリッド材料について解説する。
注意事項
年ごとに高校時代の習熟度が異なりますので、開講年の学生さんたちに合わせて内容と進度を変えます。したがって具体的なシラバスはありません。
パワーポイントは基本的に使いません。ノートは自分の手を動かしてとってください。
講義で配った資料は、原則としてWebでは公開しません。
Lee 無機化学(東京化学同人)を教科書として指定する予定です。昨年度と違います。発注が遅れていますので、最初はプリント等で行います。購入については、講義で指示します。
本年度は、2、3年生同時に開講します。事情により、来年度は休講の予定です。詳細については、最初の講義でお話します。
高分子工学科の学生向けに開講しています。
テスト(2回予定)
本年度は、出席も加味します。
本講義では、主に高分子工学科の学生を対象として無機化学のエッセンスを紹介します。半期2単位で無機化学の全貌を明らかにするのは不可能ですから、結合論の基礎と典型元素の各論が主になります。遷移金属錯体の化学について学びたい学生さんは、4年生または大学院で3類化学工学科・応用化学コースまたは応用化学専攻が開講している講義を加えて選択することをお薦めします。同様に無機固体化学については、時間の制約がありほとんど触れられませんので、大学院で材料工学専攻の講義を加えて選択するとよいでしょう。
konishi.g.aa@m.titech.ac.jp