触媒化学(高)   Catalytic Chemistry (Polymer Chemistry)

文字サイズ 

担当教員
小坂田 耕太郎  塩野 毅 
使用教室
月1-2(H116)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6216
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 触媒作用の基礎理論の修得。
II 拡散,吸着,反応の速度論,種々の触媒反応機構などの理解。
III 触媒を用いた配位重合の解説。

講義の目的

前半では、均一系触媒反応に深く関連する有機金属錯体の基本的な構造と反応を学び、実際の触媒反応機構に関する正確な考え方を身につける。後半では、固体触媒反応に関する最低限の基礎知識(概念)の修得、及び合成高分子の不均一性の由来と重合触媒との関係の理解をめざす。

講義計画

1. 触媒とは トランスメタル化 アルキル錯体
2.均一系触媒によるオレフィン重合 オレフィン挿入とβ脱離
3. トランスメタル化の重合における役割 低重合
4. Mizorogi-Heck 反応 カルボニル化反応
5. 一酸化炭素挿入 脱カルボニル化
6. オレフィンメタセシス カルベン錯体
7. カップリング反応、酸化的付加と還元的脱離
7. 固体触媒と分子触媒
8. 固体触媒反応の素過程と反応速度論(1)吸着と表面積
9. 固体触媒反応の素過程と反応速度論(2)表面反応
10. 固体触媒反応の素過程と反応速度論(3)固体触媒反応の反応速度論
11. 重合触媒における均一性・不均一性(1)分子量・分子量分布の由来と重合活性種
12. 重合触媒における均一性・不均一性(2)共重合・立体特異性重合と重合活性種

教科書・参考書等

“応用化学シリーズ 6.触媒化学”上松敬禧 他 著 朝倉書店(講義後半部分)

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

期末試験の成績で評価する。

このページのトップへ