高分子構造   Structures of Polymers

文字サイズ 

担当教員
古屋 秀峰 
使用教室
火3-4(S423)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6204
シラバス更新日
2010年4月15日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 高分子の構造に関する基礎的知識を修得することを目的とする。
II (1)孤立高分子鎖のかたちと多様性
 (2)非晶性高分子固体,結晶性高分子固体,高分子液晶の構造

講義の目的

分子量の大きな高分子には、分子が鎖状あるいはネットワーク状で巨大であることがもたらす独特な構造と性質がみられる。本講義では、まず高分子の基本的な分子構造の特徴とそれが孤立鎖として存在する場合の鎖状形態を論じ,次にそれらの集合体である高分子物質を、大きく液体(融体),液晶,非晶性固体,結晶に分類して,その構造的特徴を解説する。

講義計画

1. 高分子科学の歴史
2. 高分子構造の階層性と多様性
3. 高分子鎖の形と大きさ 1
4. 高分子鎖の形と大きさ 2
5. 高分子鎖の形と大きさ 3
6. 高分子鎖の形と大きさ:実在鎖
7. 高分子鎖の非晶構造と結晶構造
8. 高分子構造の解析方法 1
9. 高分子構造の解析方法 2
10.代表的な高分子の構造および相転移現象 1
11.代表的な高分子の構造および相転移現象 2
12.代表的な高分子の構造と力学物性・熱物性

教科書・参考書等

教科書  高分子学会編「基礎高分子科学」(東京化学同人)
参考書等 中浜・野瀬他「エッセンシャル高分子科学」(講談社サイエンティフィク)
       高分子学会編「高分子科学の基礎」(東京化学同人)

関連科目・履修の条件等

高分子化学、高分子物性、高分子物理化学演習

成績評価

講義中に行う演習及び期末試験による。

担当教員の一言

本科目は「高分子化学」「高分子物性」とともに高分子科学の基礎となるものであり,しっかりと学習する必要がある。

このページのトップへ