本授業では、「計測と制御」、「管路設計と流量制御 -パイピングコンテスト-」、「プロセス工学」の3つの実験テーマを行う。約12~14名のグループを3~4チームに分けて、与えられた制約条件を満たすプロセス設計や制御設計を2週,4日間で行う。また、テーマによっては、最終日に条件の満足度を競うコンテストを行う。なお、各テーマにおいて、TAの大学院生が問題解決のアドバイザーとしてつく。
主として化学工学科化学工学コースの学生を対象とし、一定の制約が与えられた設計問題に対処する際の独創性を身につけさせることを目的とする。また、問題解決のための課題発見に必要と思われるプロセス内の現象解析も行うことで、授業で身につけた知識の意義を理解することも目的とする。
以下の三テーマを履修する。
(1)ChE-1「計測と制御」
・1日目,2日目:プロセスデータの集録、プロセス解析実験の計画・実施とそれに基づく予測モデルの作成
・3日目,4日目:プロセス制御コンテスト
(2)ChE-2「管路設計と流量制御 -パイピングコンテスト-」
・1日目:管路設計
・2日目,3日目:配管作業
・4日目:流動試験(コンテスト形式)
(3)ChE-3「プロセス工学」
・Methanol を原料とする Di-Methyl Ether 製造プロセスを対象として、反応器システム、分離システム、リサイクルを含むプロセス全体を、使用エネルギー量を評価関数とする、プロセス概念設計を行う。
化学工学実験テキスト
応用化学実験第一、第二、第三を履修していること
出席とレポートによって評価する