原子力化学工学概論   Introduction to Nuclear Chemical Engineering

文字サイズ 

担当教員
鈴木 正昭  松田 孝司 
使用教室
木5-6(S421)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
6178
シラバス更新日
2013年9月20日
講義資料更新日
2013年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

 原子力産業において中心となるのは、もちろんエネルギーを取り出す原子炉です。しかしながら、原子炉の運転にお必要な核燃料の調整を中心とするアップストリーム、原子炉で使用した核燃料の処理や排出される廃棄物を処理するダウンストリームにおいて、化学工学は重要な役割を果たします。この分野を特に原子力化学工学と言います。
 講義においては、アップストリームにおけるウランの同位体分離プロセス、ダウンストリームにおける再処理プロセスと廃棄物処理プロセスを主に取り上げ、それらの技術と課題について概説するとともに、核燃料を扱う際の大きな問題となる臨界安全についても言及する。

講義の目的

原子力化学工学の特徴を概説し、化学工学専攻の学生が学んだ一般の化学工学の技術、考え方を原子力化学工学においても適切に応用できるようにすることが目的である。

講義計画

第1回:総論
第2回:日本の核燃料サイクルの実際(1)
第3回:日本の核燃料サイクルの実際(2)
第4回:核燃料とウラン濃縮
第5回:再処理(PUREXプロセス)
第6回:臨界安全と放射線管理
第7回:放射性廃棄物の処理・処分

教科書・参考書等

特になし。
講義資料は、OCWiにアップする。

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

講義中のクイズ、レポート、試験によって評価する。

担当教員の一言

昨今話題となっている原子力をきちんと理解し、今後の判断の元にしてほしい。

連絡先(メール、電話番号)

masaaki@chemeng.titech.ac.jp
内線2112

オフィスアワー

特になし

このページのトップへ