I プロセスを計画,設計,実現し,更に運転操作するために必要となるシステム工学の基礎的方法を修得させる。
II プロセスシステムの評価方法,モデリングの方法,最適化手法,信頼性と安全性など。化工情報処理第一の履修が望しい。
化エプロセスシステム
化学工学の対象とするプロセス(物質やエネルギーを生産するための化学的、物理的変換システム)は、各種の機能の異なる単位プロセスが結合して構成される複雑なシステムである。本講義ではこのようなプロセスシステムを解析し、設計し、運転操作するために必要となるシステム工学の基礎について講述する。
1.プロセスの形成とプロセスシステム工学(概要)
2.システム計画の方法
システムの評価法(重み付け総合評価法等)
3.システム計画とスケジューリング(PERT)
4.基本的なモデリングの方法
構造モデル、静的モデル、動的モデル、確率モデル等
5.システム設計の方法
システムの機能分化と設計の公理
最適化手法(線形計画法等)
赤木新介著:「システム工学エンジニアリングシステムの解析と計画」
共立出版株式会社
化工情報処理第一を履修することが望ましい。プロセス工学第二(5学期)を引き続き履修することが望ましい。
演習と試験の結果を総合して評価する。
プロセス全体を捉えるためのプロセスシステム工学の基礎を習熟してもらいたい。