I 化学プロセスの設計には,化学工学の総合能力を必要とする。本実習は,不完全な技術情報に基づき,フィージビリティの検討,プロセス概念,基本設計,事業化計画を,少人数の学生主導で行うことにより,これまで履修してきた授業,特にプロセス工学第一,第二,化工情報処理第一,第二を集成することを目的としている。
II R & Dからの不完全な技術情報を想定し,それに基づき,市場規模,不完全な情報を補完するための技術情報などの収集,プロセスの概念設計,基本設計,最適化を行い事業化計画を作成する。実習は学生主導で行い,作成された計画はプロポーザルとしてフンペディションする。本実習は,プロセス工学第一,第二,化工情報処理第一,第二を予め履修した者に限る。
1.化学技術と安全、事故事例
2.潜在的危険性、Hazardの所在
3.プロセス安全の考え方(多重防護、フェイルセーフ)
4.化学プロセス安全設計(1.固有の安全性)
5.化学プロセス安全設計(2.置き換え、単純化)
6.化学プロセス安全設計(3.プロセスの改善)
7.安全性と信頼性
8.安全性の評価(評価手法とFTA)
9.安全性の評価(HAZOP)
10化学プラントの安全の実際.
11原子力システムの安全の実際.
12安全の実践(技術倫理1).
13安全の実践(技術倫理2).