化学プロセス設計実習   Chemical Process Design Practice

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担当教員
渕野 哲郎 
使用教室
火5-8(S322)  
単位数
講義:0  演習:0  実験:2
講義コード
6160
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期  /  推奨学期:-

講義概要

I 化学プロセスの設計には,化学工学の総合能力を必要とする。本実習は,不完全な技術情報に基づき,フィージビリティの検討,プロセス概念,基本設計,事業化計画を,少人数の学生主導で行うことにより,これまで履修してきた授業,特にプロセス工学第一,第二,化工情報処理第一,第二を集成することを目的としている。
II R & Dからの不完全な技術情報を想定し,それに基づき,市場規模,不完全な情報を補完するための技術情報などの収集,プロセスの概念設計,基本設計,最適化を行い事業化計画を作成する。実習は学生主導で行い,作成された計画はプロポーザルとしてフンペディションする。本実習は,プロセス工学第一,第二,化工情報処理第一,第二を予め履修した者に限る。

講義の目的

化学プロセスは、複数の単位操作からなり、その設計は、それら単位操作の組み合わせとプロセスパラメータを最適化する作業となる。各操作論の知識は勿論のこと、それらの組み合わせと、最適化を繰り返す中で、システム全体のパフォーマンスをバランスよく評価する能力を必要とする。本実習講義は、基本設計段階のプロセスの設計を通して、各単位操作についての知識をコンクリートなものにするとともに、それらの合成、最適化、評価、改良といった、エンジニアリングに必要となる能力を身につけることを目的としている。

講義計画

1.ユーティリティシステムのシミュレーションとユーティリティ原単位

2.不十分な設計仕様に基づくプロセスフィージビリティの検討

3.必要な技術情報の収集とブロックフローダイアグラムの合成

4.プロセスフローシート設計とプロセスシミュレーション

5.熱交換器網の設計

6.プロセス全体のシミュレーションと機器のサイジング及びコスト評価

7.プレゼンテーション

教科書・参考書等

参考書等
物質移動操作、エネルギー操作、反応工学、プロセス工学第一、第二で使用する参考図書

関連科目・履修の条件等

化工情報処理第一、化工情報処理第二、プロセス工学第一、プロセス工学第二を履修していること。
移動論、物質移動操作、エネルギー操作、反応工学で修得すべき内容は理解していることを前提として進める。

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