固体物理学第1   Solid State Physics 1

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担当教員
鶴見 敬章  岡田 清 
使用教室
月1-2(南7-201)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5905
シラバス更新日
2009年8月4日
講義資料更新日
2009年8月4日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

I 本講義は,学部2年生を対象に固体物理学の基礎として,まず,結晶格子とその対称性(点群・空間群)の基本概念について述べ,その後,格子振動,格子比熱,結晶の熱的性質について解説する。
II 結晶とは,点格子とブラベ格子,実格子,結晶面指数と方向,逆格子及び実格子との関係,対称操作と対称要素,点群とステレオ投影,空間群,単原子格子の振動,原子格子の振動,格子振動の量子化,フォノンの運動量,アインシュタイン・モデル,格子比熱:デバイモデル,結晶における非調和相互作用(熱膨張),熱伝導率

講義の目的

本講義は,学部2年生を対象に前半で固体物理学の基礎である結晶の対称性,点群,空間群などについて解説する.後半は,フォノンの結晶中での振る舞いに関係した性質である,熱的性質と光学的性質について無機材料を例として解説する.

講義計画

1.結晶とは

2.点格子とブラベ格子

3.実格子,結晶面指数と方向

4.逆格子および実格子との関係

5.対称操作と対称要素

6.点群とステレオ投影

7.空間群と消滅則

8.単原子格子の振動

9.2原子格子の振動

10.格子振動の量子化、フォノンの運動量

11.格子比熱:アインシュタイン・モデル

12.格子比熱:デバイモデル

13.結晶における非調和相互作用(熱膨張)

14.熱伝導率

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