材料強度学(材)   Deformation and Fracture of Engineering Materials(Materials Engineering Course)

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担当教員
安田 公一  若井 史博 
使用教室
月3-4(南7-201)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5908
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期  /  推奨学期:-

講義概要

I 金属系,ポリマー系,セラミックス系の構造材料を横断的に眺め,構造材料の変形と破壊のメカニズムについて解説する。連続体力学を履修していることが望ましい。
II 1. 材料の変形と破壊のメカニズム 2. 材料強度と破壊靱性 3. 疲労強度と環境強度 4. 転位論とクリープ変形

講義の目的

セラミックスを中心にして,金属およびポリマーも含めた工業材料の変形と破壊に関する諸現象と,それらを理解する上での理論的取り扱いについて講義する.

講義計画

1.塑性力学(金属材料の強度と破壊,結晶塑性,転位論)

2.塑性力学(降伏条件,全ひずみ理論,ひずみ増分理論)   
3.粘弾性力学(ポリマーの強度と破壊,応力緩和とクリープ,履歴積分,内部摩擦)   
4.流体力学(完全流体,圧縮性流体,粘性流体,ナビエ・ストークス方程式)

5.破壊力学(セラミックスの強度と破壊,理論強度,熱応力,熱衝撃,SCG,疲労)

6.破壊力学(亀裂先端の応力場,応力拡大係数,KIとGIの等価性,破壊靱性)

7.破壊力学(破壊力学試験,高靭化メカニズム,Rカーブ,)

8.破壊統計(極値統計,単一モードワイブル分布)

9.破壊統計(競合モードワイブル分布,信頼性解析,保証試験)

10.複合材料(アルミナ,ジルコニア,窒化ケイ素,炭化ケイ素,およびその粒子分散複合材料の製造プロセスと特性)

11.複合材料(繊維,界面,長繊維強化複合材料,複合則, C/C複合材とSiC/SiC複合材の製造プロセスと特性)

12.高温変形(拡散クリープ,転位クリープ,粘弾性モデル)

13.高温変形(クリープ破壊,超塑性変形)
1.

教科書・参考書等

必要に応じて,プリントを配布する.

関連科目・履修の条件等

第5学期推奨科目の連続体力学を履修していることが望ましい.

成績評価

レポートおよび期末テストで,総合的に評価する.

担当教員の一言

鉄は熱いうちに打て.

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