量子材料物性第一   Solid State Physics of Organic Materials I

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担当教員
竹添 秀男 
使用教室
月3-4(南8-102)  金3-4(南8-102)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5811
シラバス更新日
2009年8月4日
講義資料更新日
2009年8月4日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 物質の機械的,熱的,電気的,光学的,電磁気的性質を微視的立場から概観する。
II 結晶の結合力,回折,比熱

講義の目的

電子、スピン、フォトンなどが活躍するソフトマテリアルの物理現象を理解し、デバイスへと応用するための基礎とするための、固体物性の入門コースである。本講義では、結晶構造、電子構造、格子振動と熱的性質、電気伝導などを学ぶ。

講義計画

1.結晶構造:単位構造と空間格子、対称性、結晶構造、ミラー指数、格子欠陥、結晶結合、結合エネルギー、イオン結合、共有結合、金属結合、水素結合、ファンデアワールス結合、X線回折、逆格子
2.電子構造:自由電子、状態密度、フェルミ分布、エネルギーバンド、ブロッホ関数、有効質量、半導体、ドーピング
3.力学的性質:格子振動、フォノン
4.熱的性質:格子比熱、アインシュタインモデル、デバイモデル、電子比熱
5.電気伝導:金属、移動度、半導体、ホール効果

教科書・参考書等

教科書 斉藤博他 「入門 固体物性 基礎からデバイスまで」(共立出版)
(前半を本講義で後半を量子材料物性第三で用いる)

関連科目・履修の条件等

量子化学の基礎を学ぶため、平行して開講される量子材料物性第二を聴講することが望ましい。
 引き続いて行われる量子材料物性第三では磁気的、光学的性質などを講義する。あわせて聴講することが望ましい。

成績評価

試験期間中に定期試験を行う。適宜、小テスト、レポートを課す。

担当教員の一言

教科書は1回毎の講義に対応する章立てになっているので、読んできていることを前提にし、講義時間内に出来るだけ演習を取り入れる予定である。1章は量子材料物性第二にまかせ、2章からはじめる。

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