格子欠陥と転位   Lattice Defects and Dislocations

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担当教員
藤居 俊之  村石 信二 
使用教室
火3-4(南8-501)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5719
シラバス更新日
2015年3月25日
講義資料更新日
2015年5月11日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

結晶性金属材料の中に存在する格子欠陥は,材料の力学的性質を支配します.本講義では,様々な格子欠陥,特に転位に関する基礎を学び,演習問題を解きながら理解を深めます.さらに,転位論を用いて,金属材料の応力−ひずみ曲線や各種の強化法(固溶強化,析出強化,分散強化,結晶粒微細化強化など)を系統的に理解します.本講義で学ぶ転位論の基礎知識は,構造材料の力学特性を議論する際に活かすことができます.

講義の目的

転位の諸性質とその振る舞いについての基礎知識を習得すること,また,転位論をもとにして材料の様々な強化法を理解することを目標とします.結晶性材料の中に存在する様々な格子欠陥(原子空孔,格子間原子,転位,結晶粒界など)について学びます.特に,金属材料の力学的性質を理解する上で必須となる転位論の基礎を修得します.さらに,各種の材料強化法を転位論によって理解します.

講義計画

講義と演習を組み合わせて,全15回,開講します.前半と後半のあいだに,中間テストを実施します.

教科書・参考書等

OCWで講義ノートを公開しますので,各自,ダウンロードして,講義に持参して下さい.講義時間中には講義ノートを配付いたしません.

関連科目・履修の条件等

第4学期開講の「応力とひずみの基礎」および「金属の変形」を履修していることが望ましい.

成績評価

出席と日々の演習問題よる評価:50%,中間テストおよび期末テストによる評価:50%.

担当教員の一言

中間テストのみ,あるいは期末テストのみ,を受けただけでは単位修得できないので注意して下さい.

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