化学反応の速度   Reaction Kinetics

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担当教員
水流 徹 
使用教室
月7-8(南8-101)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
5731
シラバス更新日
2009年9月28日
講義資料更新日
2009年9月28日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

I 化学変化に伴う過程について,均一系,不均一系での反応速度と反応機構について理解する。
II 気体分子の運動,拡散現象,化学反応の速度(速度則,素反応,律速段階),反応の分子動力学(衝突理論,活性錯体,遷移状態,絶対反応速度論,活性化エネルギー),酸化物の欠陥反応

講義の目的

化学変化に伴う過程について,均一系における反応速度の取扱いを理解すると共に,表面・界面でおこる反応および電極反応の速度論について習得する。

講義計画

1.気体分子の運動 圧力,速度分布,衝突
2.気体分子の運動 流出速度,拡散,熱伝導
3.イオン輸送 電解質溶液の伝導率,イオンの相互作用
4.拡散現象 拡散方程式,ランダム歩行
5.化学反応の速度 速度則,速度定数,半減期,反応速度の温度依存性
6.反応機構と素反応 素反応,律速段階,逐次反応
7.反応の分子動力学 衝突理論,物質収支
8.反応の分子動力学 活性錯体,遷移状態,絶対反応速度論
9.反応の分子動力学 ポテンシャルエネルギー面,活性化エネルギー
10.固体表面の化学 表面の構造と組成,結晶の成長,表面エネルギー,ぬれ
11.固体表面の化学 吸着,吸着等温式,吸着と触媒反応
12.電極反応速度 電荷移動過程,分極と過電圧
13.電極反応速度 半導体での電極反応,光電気化学反応
14.電極反応速度 電気化学反応による析出と溶解,1次,2次電池,燃料電池
15.表面・界面現象のトピックス

教科書・参考書等

教科書:アトキンス「物理化学 下」第6版(千原,中村訳):東京化学同人


参考書等
参考書:現代の電気化学:小沢昭弥監修,新星社
    電気化学の基礎:魚崎浩平,喜多英明著,技報堂

成績評価

小テスト,期末試験,宿題(レポート)

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