金属工学実験   Metallurgical Engineering Laboratory

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担当教員
各教員 
使用教室
月5-8  火5-8  
単位数
講義:0  演習:0  実験:4
講義コード
5752
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期  /  推奨学期:-

講義概要

I 金属材料の基本的な性質の測定に関する技術の修得を目的とし,金属工学の講義に対応する内容を持っている。金属工学実験第二とともに年間を通じて行うので注意すること。
II 1. 組織と強さ 2. 高強度アルミニウム合金の時効硬化現象 3. 波動を用いた金属材料の研究 4. 高温における酸化・還元反応とその速度論的研究 5. 材科の熱的および力学的性質の解析と評価 6. 鉄鋼材料の組織と強度 7. 金属材料の腐食 8. イオン性結晶の格子欠陥と機能性

(企) テキスト使用。

講義の目的

金属工学は,金属物理,金属化学,金属材料学,金属加工学などの広範囲な分野にわたる学問である。金属工学実験は,これらの分野における金属材料の基本的な性質の測定に関する技術の習得を目的としており,5学期の「金属工学創成実験」と対を成すものである。

講義計画

下記のテーマについて,3日ずつ半年間にわたって学習実験を行う。
金属材料・加工系のテーマ
  1.高強度アルミニウム合金の時効硬化現象
  2.鉄鋼材料の組織と強度
  3.鉄鋼材料およびアルミニウム合金における機械的性質
金属物理系のテーマ
  1.金属薄膜の作製と物性測定
  2.金属・合金の相変態と構造・物性の変化
金属化学系テーマ
  1.金属の腐食
  2.鉄鉱石からの鉄の作り方
  3.イオン導電体の導電率測定と欠陥構造
注:テーマ名に関しては,一部仮題のものもあります。

教科書・参考書等

「金属工学実験」 東京工業大学工学部金属工学科編 を用いる。実験開始時に学生に配布する。

関連科目・履修の条件等

人数制限あり。金属工学科3年生を主対象とする。また,「金属工学創成実験」を履修しておくことが望ましい。

成績評価

出席及び報告書によって行う。

担当教員の一言

実験上の注意事項
1.実験を行う前にテキストを十分に読んでおくこと。
2.実験ノート,グラフ用紙,電卓を準備しておくこと。
3.服装は動きやすく,安全な作業衣(白衣も可)を必ず着用すること。
4.危険を伴う実験も多くあるため,実験指導者の注意・指示に従い,装置などを勝手に操作しないこと。
5.実験は,報告書の提出をもって完了とする。

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