金属の疲労と破壊   Fatigue and Fracture on Metals

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担当教員
肥後 矢吉 
使用教室
月1-2(南8-501)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
5727
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期  /  推奨学期:-

講義概要

構造材料として用いられている金属は,その強靭性と耐久性に於いて最も信頼される材料と考えられている。しかし,未だに多くの事故が発生している原因は疲労による構造物の破壊であろう。この講義では金属材料の破壊と疲労現象及びこの現象を考える上で不可欠な破壊力学の概要を講義する。

講義の目的

材料の破壊と疲労に関する基礎,特に材料の「ねばさ」を表す破壊靭 性や耐久性を評価する疲労特性を求める時に必要な応力拡大係数(K)を理解 し,事例を示しながら求められるようにする。

講義計画

・応力ーひずみの関係,応力の種類と定義
・応力集中と亀裂のまわりの応力場
・応力拡大係数
・破壊靭性とその試験法,計測法
・疲労の評価に用いる基本的パラメーター
・疲労寿命と亀裂の伝播
・破壊と疲労のまとめ

教科書・参考書等

講議資料を用いるが参考書は適宜紹介していく。

関連科目・履修の条件等

短期間で破壊と疲労を順番に理解していくため出席と無遅刻は必須

成績評価

授業中のクイズ,および試験。

担当教員の一言

理解を早める為に,講義中に例題を解くので計算機を使用する場合が ある。電卓を持参すること。

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