Ⅰ 気体エレクトロニクスの基礎,液体および固体中の導電現象・絶縁特性,プラズマ物性などについて学び,エレクロニクス機器および電力システムなどで広く使われている高電圧・高電界技術を修得させる.
Ⅱ 気体の絶縁破壊と放電の発生,電磁界中での荷電粒子の運動,プラズマの基本的性質,液体および固体の電気伝導と絶縁破壊,高電圧・高電界の計測と応用など.
高電圧・高電界の作用により現れる荷電粒子を伴った現象を,気体エレクトロニクスの基礎知識によって理解する.つづいて電子の発生,液体・固体中の導電現象・絶縁特性を学ぶ.
これらを基に,プラズマ,高電圧,エレクロニクス機器および電力システムなどで幅広く使われている高電圧・高電界技術について修得する.
01. 高電圧工学概要
02. 気体の性質と絶縁破壊
03. プラズマの生成
04. 液体・固体の絶縁破壊
05. プラズマの基礎と特徴
06. 放電プラズマと計測
07. 電磁界中の荷電粒子の運動
08. 【中間試験】
09. 高電圧・パルスパワーの発生
10. 回路の数値計算
11. 高電圧・パルスパワーの測定
12. 高電圧と電力システム
13. プラズマとエレクトロニクス
14. プラズマの光・環境応用
15. 高電圧の液体での利用
[教科書]
林泉 (1996) 『高電圧プラズマ工学』 丸善
[参考書等]
花岡良一 (2007)『高電圧工学』 森北出版
金田輝男 (2003)『気体エレクトロニクス』 コロナ社
河野照哉 (1994)『新版高電圧工学』 朝倉書店
中野義映 (1990)『大学課程高電圧工学』 オーム社
電磁気学Ⅰ・Ⅱ,電気電子計測,電力工学Ⅰ・Ⅱ,電力エネルギー変換工学
中間試験,期末試験による.配点はそれぞれ,40点,60点.