線形回路 b   Linear Circuit Theory

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担当教員
山田 明 
使用教室
火3-5(S634)  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7102
シラバス更新日
2010年3月22日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

I 直流回路からスタートして,これを拡張した交流理論の基本を学習する。この講義により,受動素子を用いた交流回路の諸特性が計算できるようになる。
II 直流回路,受動回路素子,正弦波と複素数,インピーダンスとアドミタンス,電力,変成器,共振回路,回路方程式,2端子対パラメータ,回路の諸定理。

講義の目的

直流回路からスタートして,これを拡張した交流理論の基本を学習する。
この講義により,受動素子を用いた交流回路の諸特性が計算できるようになる。

講義計画

01. 直流回路(キルヒホッフの法則,重ね合わせの理,テブナンの定理)
02. 受動回路素子(抵抗,キャパシタ,インダクタ,双対性,受動素子の交流特性)
03. 正弦波と複素数(複素数,正弦波の複素表示,フェーザ表示,電圧・電流の複素表示)
04. インピーダンスとアドミタンス(インピーダンスとアドミタンス,リアクタンスとサセプタンス,イミタンスとベクトル図)
05. 電力(交流電力と実効値,実効電力,皮相電力,無効電力,力率,デシベル)
06. 変成器(変成器,変成器の等価回路,二巻線変成器,理想変成器)
07. 共振回路(無損失共振回路,損失を含む共振回路,Q値,共振特性)
08. 中間試験(出題範囲:1-7回の講義範囲)
09. 回路方程式(節点と閉路,閉路方程式,節点方程式,種々の2端子対パラメータ)
10. 回路の諸定理(等価電源の定理,補償定理,最大電力電送定理)
11. 2端子対パラメータ(2端子対パラメータの相互変換,相互接続)
12. 三相交流1(三相交流,Y-Δ変換,三相電源)
13. 三相交流2(対称三相回路,三相電力の測定)
14. 期末試験(出題範囲:9-13回の講義範囲)

教科書・参考書等

教科書:柳沢健 『回路理論基礎』 (電気学会大学講座) オーム社

成績評価

演習と試験による。
配点は,演習 20点,中間試験/期末試験で80点。

担当教員の一言

抵抗,キャパシタ(コンデンサ),インダクタ(コイル)を用いた回路の諸特性について学習します。
これらは,電気電子工学の最も基本的な素子です。
単に回路の特性が計算できるだけではなく,演習等を活用して,回路というもののイメージを作り上げるようにして下さい。

その他

【オフィスアワー】
メールにてアポイントメントを取って下さい。適宜,相談に応じます。
メールアドレス:yamada.a.ac@m.titech.ac.jp

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