工業力学第二 IV-3   Engineering Mechanics II

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担当教員
杉本 浩一 
使用教室
金1-2  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
4423
シラバス更新日
2006年9月13日
講義資料更新日
2006年9月13日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:-
補足資料

講義概要

I 工業力学第一に引き続き,工学および応用力学諸分野の基礎となる力学の講義および演習をおこなう。質点・剛体の3次元運動を中心に講義する。

II 剛体の動力学(慣性モーメント,慣性テンソル,剛体に作用する力,3次元空間内の運動方程式等), 運動する剛体上の点の速度・加速度,剛体多体システムの運動解析,力解析
  

講義の目的

工業力学第一に引き続き、工学および応用力学諸分野の基礎となる力学の講義および演習をおこなう。質点・剛体の3次元運動を中心に講義する。

講義計画

1 質点の動力学
1・1運動座標系上の質点の運動
1・2運動量
1・3エネルギー
2 剛体の動力学
2・1剛体運動の表現
2・2剛体の平面運動
2・3剛体の3次元運動
2・4回転体の運動
2・5こまの運動

教科書・参考書等

よくわかる工業力学:林、大熊、吉野、大竹、持丸、;培風館
適宜ノートを配布する

関連科目・履修の条件等

特になし.

成績評価

演習および試験

担当教員の一言

質点の力学と剛体の力学の間には大きな差があります.質点の運動はベクトルの加算であったものが,剛体の運動は行列の積になり,したがって,高校までで習った力学とは大きく異なることになります.しかし理論的には非常に簡潔にまとめられたものであり,原理を理解すると,後の展開は容易となります.

まずは行列で運動を表すという概念の理解が重要で,いかにして行列で剛体の運動を表現し.これから速度,加速度を求まるかを理解して下さい.これが理解できると後は単なる数学の演算に持ち込めます.

問題を自分で解いて,解き方に納得することが重要です.問題の解を見つけるのが目的ではなく,解き方を考えることにより,剛体の力学の概念を理解するということが目的です.したがってまず問題は自分で考えて下さい.それで分からないときはいつでも室(石川台6号館215室,電話 2161, メールアドレスsugimoto@mech.titech.ac.jp)に質問に来て下さい.このときは前もって電話あるいはメールで時間を確認して下さい.

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