有機化学(工)第一 P-2   Organic Chemistry I

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担当教員
田中 健 
使用教室
金7-8(W641)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
4312
シラバス更新日
2015年11月6日
講義資料更新日
2015年11月6日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

工学部における化学系学部学生のために、有機化学における基礎的かつ必須な知識を修得するための講義である。テキストとして「マクマリー,有機化学(第8版)」上巻を使用する。【本講義( P-2) では、化学第一,第二のⅢ-2クラスの学生を対象とする】

講義の目的

工学部における化学系学部学生のために、有機化学の基礎的で必須な知識を習得させようとするものであり、具体的な達成目標は下記の通りです。
1) 基本的な有機分子の構造と結合に関して、軌道、電子配置、電気陰性度、共鳴構造、酸と塩基の観点から説明できるようになる。
2) アルカン・シクロアルカン・アルケン・有機ハロゲン化物の、命名、合成法、立体化学を説明できるようになる。
3) アルケン・有機ハロゲン化物が関与する主要な反応に関して、生成物と選択性、エネルギー変化、電子の流れと反応機構を説明できるようになる。

講義計画

1. 構造と結合
2. 極性共有結合; 酸と塩基
3. 特別講義
4. 有機化合物: アルカンとその立体化学
5. 有機化合物: シクロアルカンとその立体化学
6. 四面体中心における立体化学
7. 中間試験
8. 有機反応の概観
9. アルケン: 構造と反応性
10. アルケン: 反応と合成
11. 休講予定(必要に応じて補講を行う)
12. アルケン: 反応と合成
13. 有機ハロゲン化物
14. ハロゲン化アルキルの反応: 求核置換
15. ハロゲン化アルキルの反応: 脱離

(講義の進め方)上記の講義計画に従い基本的に黒板への板書で講義を行うが、必要に応じて演習や課題を実施する。

教科書・参考書等

教科書:テキスト「マクマリー,有機化学(第8版)」上巻 範囲は1~8、10、11章
参考書:教科書ではありませんが、問題の答えと考え方の本(英語)が出版されています。「マクマリー有機化学 問題の解き方(第8版)英語版(東京化学同人)」

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

中間テスト(35%)+期末テスト(65%)、但し、出席(遅刻も記録)とレポートも考慮する。

担当教員の一言

最初の有機化学の講義ですが、とても範囲が広いので予習をしっかりと行いましょう。そして、板書された重要事項をきちんとノートに書き留め復習もしっかりと行いましょう。そうすれば、きっと有機化学の力がつくと同時に面白さがわかると思います。

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