工学部における化学系学部学生のために、有機化学における基礎的かつ必須な知識を修得するための講義である。テキストとして「マクマリー,有機化学(第8版)」上巻を使用する。
工学部における化学系学部学生のために、有機化学の基礎的で必須な知識を習得させようとするものであり、具体的な達成目標は下記の通りです。
1) 基本的な有機分子の構造と結合に関して、軌道、電子配置、電気陰性度、共鳴構造、酸と塩基の観点から説明できるようになる。
2) アルカン・シクロアルカン・アルケン・有機ハロゲン化物の、命名、合成法、立体化学を説明できるようになる。
3) アルケン・有機ハロゲン化物が関与する主要な反応に関して、生成物と選択性、エネルギー変化、電子の流れと反応機構を説明できるようになる。
1. 構造と結合
2. 極性共有結合; 酸と塩基
3. 有機化合物: アルカンとその立体化学
4. 有機化合物: シクロアルカンとその立体化学
5. 四面体中心における立体化学
6. 有機反応の概観
7. アルケン: 構造と反応性
8. アルケン: 反応と合成
9. 有機ハロゲン化物
10. ハロゲン化アルキルの反応: 求核置換
11. ハロゲン化アルキルの反応: 脱離
テキスト「マクマリー,有機化学(第8版)」上巻
特になし
中間試験、学期末試験、演習・課題の提出状況から総合的に評価する。