地球形成から現在に至るまでの地球史を概説する。地球と生命の歴史解読に必要となる地球科学の様々な研究分野について基礎的な事項を学ぶ。前半8回の講義と後半の集中講義を予定している。
地球と生命の歴史の解読が、どのような科学的根拠に基いて行われてきたかを理解する。講義では特に、様々な学問分野の複合的な理解が必要な問題について扱う。今後、さらに専門の分野を学習するにあたり、俯瞰的な視野を持った上で専門科目を選択できるよう、各研究分野の位置づけを理解する。
1.冥王代
惑星形成・分化課程
巨大衝突・マグマオーシャン
原始大気・海洋
地球生命の発生
2.太古代
最古の岩石記録・地質学
プレートテクトニクス
初期生物圏
3.原生代
地球表層の酸化還元進化
光合成生物の登場
大陸成長・固体地球進化
全球凍結
4.顕生代
後生動物の出現
大量絶滅と進化
気候変動
こちらで用意して配布する。
参考書等
M. Gargaudら: Young Sun, Early Earth and the Origins of Life, Lessons for Astrobiology (Springer)
K.Condie: Plate Tectonics and Crustal Evolution (Pergamon)
B.Windley: The Evolving Continent (Wiley)
特になし。
レポートもしくは試験